静まり帰った深夜の自宅ガレージでこっそりとカバーをめくる。 改めて自分の車に対峙してふと思う事があった。 中学生で憧れやっと手に入れたLOWRIDER。 自分が生まれるずっと前から、この地球上を走り続けた事を考えると 順調にKEEP CONDITIONが達成できれば、間違いなく自分の方が先に 寿命が来る事を容易にイメージさせる佇まいに、今まで思いもよらない 悩みが生まれてきた。 果たして、今後なんらかの理由でこのシボレーを手放す事になったら、 手放さざるを得なくなったら....。 安心して任せる仲間がいるのか?という事。 それも無償で譲渡できる仲間。 これは単に”車が好きだ”とかいう話では無く、 本当に同じ価値観を共有出来る仲間でないと難しい話だ。 頭にふとイメージ出来る顔ぶれがある事は、とてもありがたい事だと 実感するとともに、自分の手元にある以上、家族の理解が続く限り、 しっかり磨き続けたいと強く思う。